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畳表の違い(表替えの価格の違い)とは?

​表替え(おもてがえ) とは畳の表面の ”畳表(たたみおもて)” という物を新しく張り替えることを言います。

表替えに使う畳表は、い草農家さんが

 

 い草を育て

  い草を収穫し

​   畳表に織り上げます。

基本的に国産の畳表のほとんどは熊本県で生産されますので熊本産畳表に沿ってご説明します。

畳職人は、い草農家さんが

 織り上げた畳表を使用し、

​ お客様の畳を張り替えます。

畳表(たたみおもて)は、い草農家さんが

 収穫したい草を、い草の長さなどで選別し​

​ 様々なランクの畳表に織り上げ、

​ 出来上がっていきます。

い草農家さんは

​ 収穫したい草の中で

 ・草足の短い実入りの少し悪い6番草あたりのい草を使用した畳表。

 ・収穫した中で極少ない良質な1番草を使用し高密に織り上げた最高級表。

 など

 数種類~10数種類のランクの畳表を制作します。

畳職人はその数ある畳表の中でどの畳表を使用するかで"表替えの価格"を決めています。

い草農家さんの中でも

​ い草を育てる技術。

 い草を織りあげる技術。

 など

 すべての技術が非常に高く最高級の畳表を制作する方々もいらっしゃいます。

 その農家さんの制作する畳表の中で1番草を使用し最高級に織り上げた物を

 熊本県では ”ひのさらさ”と言う名前で世に出しています。

​  ("ひのさらさ"として畳表を出荷できるい草農家さんは数が少ないです。)

い草農家さんの作るい草の品種

​ ひのさらさは”ひのみどり”と言うい草の品種を使用し、

 最高級に仕上げた物だけに与えられ、付けられた名前ですが 

 い草の品種には

 ・ひのみどり

 ・ひのはるか

 ・夕凪

 ・在来種

 など数種類のい草の品種がありますので

 ひのみどりを使用した”ひのさらさ”が絶対の最高級畳表とも限りません。

い草農家さんは熊本県だけではない

​ い草を生産しているのは熊本県が多いだけで

 岡山県、石川県、高知県、福岡県などでも生産されています。

 また、

 沖縄県でも生産されています。(沖縄びーぐ)

 こちらは上記の県の生産されるものとちょっと違い

 とても太いい草で、織り上がった畳表も雰囲気の違う物になっています。

 また、

 大分県で主として生産されている畳表は(青表)

 他県と全く違う七島い草と言うカヤツリグサ科という植物、
 い草の断面は丸いのですが、七島イは三角の形の物を一度裂いて丸くし制作しますが

 とても耐久性が高く丈夫なのが有名です。

”畳職人”は”すし職人”みたいなもの

​ 良い素材(畳表)を仕入れ、畳をお客様に最高の技術で提供する。

 

    良い物の良さを分かる力。

    良い物を最大限活かす力。

    良い物を安く仕入れる力。

​ まるですし職人のようだと考えています。

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